医療保険 選び方とポイント

掛け捨ては損?貯蓄型は? 満期の落とし穴、県民共済のメリット&デメリット!加入、見直しポイント

★もくじ★
保険は"貯金"ではない、一緒にするから迷う
貯蓄型保険を選ぶなら、返戻率に注意する
将来満期が来ることほど、怖いものはない
高齢で更新するリスクを知る
実はデメリットが多い、県民共済の落とし穴
1番良いのは、中立な立場でアドバイスをくれるプロに相談する

医療保険を検討するとき、必ず決めなければならないのが、
掛け捨てにするか、貯蓄型にするかなどの、保険種類です。


お客様からの質問でも、
「掛け捨てって損じゃない?」や、「結局どっちがお得なの?」

という声を頂いてました。


まず、掛け捨ての保険と、貯蓄性のある保険を比べてみましょう。


「掛け捨ての保険」とはどんな特徴があるかというと、
メリットは、 ●満期がないので、病気をしやすい年齢で保障がなくなり無保険状態になる恐れがない

       ●掛け金は、加入後一切上がることがないので、加入時の年齢が低ければ
        低いほど、安い保険料で亡くなるまで続けられる。
       ●もし何年後かに他に加入したいような保険が出てきたりして、切り替えたり解約する時
        デメリットがないので、解約・切り替えがしやすい。
       ●安い保険料なのに、保障内容は充実している。
デメリットは、●満期金がないのと、解約返戻金がないので、(あっても小額)何十年と
         払い込んできても、戻ってくるお金が(ほとんど)ない


        


では、次に「積み立て型」の特徴についてです。
メリットとしては、 ●満期時や解約をした際に、必ず帰ってくるお金がある

          ●長い期間続けていて、やめても無駄にはならない。
          ●貯蓄性があるので、普段の生活ではなかなかお金がたまらないという方には
           効果的
デメリットとしては、●保険料が、掛け捨ての保険に比べて、高めの設定である。
          ●高い保険料を払い込んできても、短い払い込み期間で解約すると、戻るお金も
           少ない
          ●収入が減る高齢世代で、保険料が高くて続けることが出来ず、解約してしまい、                    無保険になる場合もある。


            
などです。
ここで、考えてほしいのが、「保険は貯金」なのでしょうか


保険は"貯金"ではない、一緒にするから迷う

私が考えるには、そもそも、医療保険というのは、
自分の収入では足りない部分への追加・足りない部分へ補う
というのが保険であり、保険は貯金ではないのです。


保険と貯金を混合して考えてしまうから、ここで悩む人がたくさんいるのではないでしょうか。

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掛け捨てと聞けば、印象があまりよくないように思いますが、
私は決して「捨てる」わけではないと思います。


実際、こんな方もいます。
「自分の財布に1万円入っていたら、何かしら使ってしまう。
でも、そのお金を貯金と思って毎月1万円貯蓄型の保険に入っていれば、
10年後には100万円で返ってきたら、お得な感じがする。保険も無駄にならないし、
楽しみになるでしょ。」

そうですね。
確かに何年後かに自分の元に大金が返ってくると聞いたら、
一見お得なイメージがありますが、
その返ってくるお金が、どこから出ているのかを考えてください。


高い保険料を払って、自分が払った額の一部が戻ってくるだけ

といえば簡単でしょうか。


そう考えると、その分自分で貯金すればいいと思いませんか?


なかなか貯金が出来ないような方からすると、
払ったお金は銀行と違って、途中で自分の意思で引き出せないわけですから、
強制的にお金をためることが出来ますよね。



ですが、銀行ではないわけですから、
もしこの先自分が何かの都合でお金が必要になったら、
どうしますか?

自分で貯金するほうが、より効果的だと思いませんか?


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貯蓄型保険を選ぶなら、返戻率に注意する

保険種類によっては、支払った保険と同額かそれ以上の額が戻ってくるものもありますので、

解約した際などの返戻率、戻り率を確認しましょう。



戻り率が100%を超えているものであれば、
お勧めできます。


100%を下回っているものですと、
貯蓄性どころか、払い込んだ保険料よりも戻ってくる金額が少なくなります。

戻り率が100%を超えていて、払い込みが終了するまで
しっかりと続けられるなら、十分貯蓄としての機能があることになります。



ただ、先ほどもお話したとおり、保険で一番怖いのは、
これから一番病気をしやすくなる年齢というところで、
高い保険料を払うことが困難となり、せっかく続けてきた保険を解約してしまい、
無保険になるということです。royugo.jpg

収入もなく、少ない年金生活で
医療保障がなくなるということは、本当に心配です。

いざ、入院でもしたら、医療費はどうなりますか?


掛け捨ての場合は、解約返戻金などがない分、
安い保険料で続けることが出来ますので、
高齢になっても続けやすい保険料です。


保険は、貯金とは別々で考える

また、保険は結局は損得ではないです。


高い保険料を払っていて、
続けられず途中解約してしまう可能性があるのでしたら、
保険と貯金を混合して保険を検討するのはやめましょう。


将来満期が来ることほど、怖いものはない

また、たいてい昔から医療保険に加入している人ならば、
満期というものがあるはずです。


この満期というのは、保険期間が終わる最終日ですから、
例えば、65歳満期であれば、保障が有効なのは65歳まで

80歳満期であれば、80歳以降は保障がない、ということです。


病気は、60歳や65歳からが、
1番病気にかかりやすい、心配な年齢になってくるのです。

そんな年齢で満期が来たとすると、その先の医療費に対する備えはどうなりますか?

定年退職し、収入がない中で、
医療費に対する備えがなくなるということは
どんなに不安でしょう。


高齢で更新するリスクを知る
満期がきた場合、基本的には更新をします。

ですが、更新するとなると、更新によるリスクもあるのです。

更新すると、まず満期が来る前の保険料より掛け金が高くなります。phm06_0264-s.jpg
そして満期前の保障内容より、保障が小さくなります。

また、更新する際には再度健康状態の告知が必要ですから、
もし病気をしていたら更新できない場合もあります


いかがですか?
満期が来た後の高齢での更新は、良いところなんてないですよね。


満期があれば満期金もあり、いくらか返ってくるお金がありますが
そのためにこれだけのリスクを背負う必要があるのでしょうか


満期などがなく、保険期間が終身になっていれば、
保険料はやや高めな設定となっていますが、更新がないので、
保険料が保険期間中に上がる心配もなく保障内容も小さくなる恐れもありません


実はデメリットが多い、県民共済の落とし穴

では、次に「県民共済」についてです。
医療保険を検討する際に、ほとんどの人が

県民共済を視野に入れるはずです。


これは、保険料がとても安いのが魅力なのですが、
目先の保険料が安いということに、惑わされていませんか


まず、県民共済に加入できるのは、
18歳から59歳までの健康な方です。(健康な場合、熟年型は60歳から69歳まで)


割戻金もあり、一見良い保障内容に思えますが、
60歳や65歳から、保障内容が大幅に減額します。

先ほどもお話しましたが、病気にかかりやすいのは60歳以降なのです。


65歳以降自動更新できるものもありますが、
こちらの保障内容も、加入時の保障内容よりも大幅に

保障内容が減額されています。


保障がこの年齢で終わるということは、
保険料が高い年齢から、新しくまた保険を選択しなければなりません。

この時、病気でもしていたらどうなりますか?



保険料が一般に医療保険より高くても、まだ引受基準緩和型の保険に加入出来ればいいですが、
それにも加入出来なかったら、収入もない年齢から無保険、無保障状態となるわけです。


1番良いのは、中立な立場でアドバイスをくれるプロに相談する

どの保険がいいかを決めるのは自分自身です。


ですが必ずしもすべての人に掛け捨てがいいとか、県民共済がよくないというわけではありませんが、
目先の保険料や返ってくるお金があるならお得なのではという考え方でもいけません。

将来しっかり安心できる保険を選んでください。


自分の経済状況や将来設計は個々で違いますから、
例えば友達がこの保険がいいって言ってたから、なんて安易な考えも避けてほしいです。


くどいようですが、
特定の保険が、すべての人に好条件で当てはまるわけではありません。phm06_0261-s.jpg


掛け捨てで続けたほうが良い方、積み立てタイプで加入したほうが
良い場合、保険というものは個々それぞれ選び方が違います。


1番安心なのは、当然ながらプロへの相談です。



保険を扱っているすべての人にいえることではないですが、
結局は仕事ですから、特定の保険しか扱っていないような
保険代理店への相談はお勧めしません

営業を仕事としている立場の方ではなく、
複数の保険商品を扱っていて、相談に乗ることを仕事としている
中立な立場の方から、アドバイスを受けるようにしていただきたいです。


これから、あなたが長い将来付き合っていくのが保険ですから、
あなたが信頼できるような、
中立な立場のプロの方と出会えることを願っています。



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